【京都婚活】日本女性会議について 

スタッフブログ 2022.10.30(Sun)

「日本女性会議2022年in倉吉」では改めて多くの学びがありました。

9つの分科会の他に、全体では鳥取大学の学生3名の「弱者が弱者のままで尊重される社会」をテーマに東京大学名誉教授上野千鶴子さんがコメントされるとても考え深い時間となりました。

昔は女性に選挙権もなく、男尊女卑は当たりまえ。大黒柱のお父さんが一番偉い。今では笑い話かもしれませんが、それが常識な時代が確かにありました。家事や子育ては女の仕事。何の疑いもなく多くの日本人の中に今もある常識。

私も長女を授かった20年前。職場で妊娠したことを伝えると、当時は寿退社や妊娠したら退職するのが当たり前だったので、何の悪気もなく「いつ辞めると?」(九州弁)で言われました。九州の店舗では初の育児休暇復帰者でした。地域の方には、女性で妊娠しても仕事を辞めない人は生活困窮者だと思われ、「生活大変なんやね・・・」と(確かに大変ではありましたが(笑))

こうして20年前の常識、地域によっての常識は変わって行かざるえない時代の流れの中にあるのだと思います。終身雇用も崩壊、物価は上がるが年収は上がらない。これからの若者にどうやって希望を見せたらいいのでしょう?

一人の大学生の発言で、村の中の婦人会がなくなる話がでました。彼女が「婦人会はいらない」と発言した際の会場の騒めき(参加者の多くは60代以上の方々。恐らく婦人会に入っておられる方が多そう)そこに住むことで強制的に参加させられる様々な役割。上野先生の「魅力がないから入りたいくないのよ」の言葉。PTAと重なる・・・(苦笑い)

未婚率が増えているのも、結婚に魅力がない?見いだせない人が増えているのも事実。しかし、最後に上野先生が、結婚という形に囚われなくとも「パートナーがいることで人生は豊かになる」と締めくくられました。

そして今までの時代を変えてきたのは「我慢しない女達だ!」と。男女関係なく一人一人が自分が生きたいように、のびやかに生きれる社会になれたらいいなぁ・・・私も母だから、妻だから等役割にがんじがらめにならずに、のびやかに欲張って生きていきて行こうと決意しました。

そして20代の価値観と60代の価値観を混ぜるのは正直難しいと感じます。私たちの様などちらの気持ちも理解できる40代が潤滑油となり若い人たちを潰さず押さえつけずに応援するのも40代の役割の様にも感じました。私の中での「常識」も日々疑いながら、生きて行こうと思いました。

ホテルから風力発電が見えました。仕事関係でも良きご縁をいただいた素敵な研修。参加させて頂きました向日市に感謝です。